高志の国文学館

KOSHINOKUNI Museum of Literature

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つれづれ日記ブログ

2017/11/20

連続読書会①「はじめての宮本 輝 短編小説教室」

平成29年11月19日(日)、特別展関連イベントとして、連続読書会①「はじめての宮本輝 短編小説教室」

が行われました。第一限は、「トマトの話」「道に舞う」、第二限は「星々の悲しみ」を題材に、

作品の面白いところや主題について、グループに分かれて話し合いました。

参加者同士で意見を交換することで、読みを深めることができました。

11月23日(木・祝)にはDVD上映会②『流転の海』、11月26日(日)には

連続読書会②「初めての宮本 輝 富山小説教室」を予定しています。詳しくはHP詳細情報をご覧ください。

2017/11/15

鈴木貴宇氏講演会(文学講座「ゆかりの文学者」シリーズ)

平成29年10月21日(土)は、文学講座「ゆかりの文学者」シリーズ第3回として、

「源氏鶏太が描いた サラリーマン」と題しまして、東邦大学理学部教養科の鈴木貴宇先生にご講演いただきました。

ご講演では、まず、富山出身の直木賞作家・源氏鶏太が、昭和30年代から50年代にかけて、

「サラリーマン小説」の代表的な書き手として多くの読者に親しまれ、映画化もされたほどの人気作家であった事実について

お話しになりました。また、源氏鶏太は、戦後の日本経済が成長していくにつれてサラリーマンの位置づけが変化していく流れの中、

時代を映した気鋭の作家として人気を博したことを、「三等重役」などの代表作を取り上げて教えていただきました。

ご参加いただいた方々は、深い時代背景の分析や植木等の映像を織り交ぜたイメージ深い講義に熱心に聞き入っておられました。

次回は、今年度のシリーズ最終回となりますが、12月10日(日)14:00~富山県歌人連盟顧問久泉迪雄氏に

「呉羽山の文学を訪ねる」をテーマに先人の文学的な営みについて、ご講演いただきます。奮ってご参加ください。

2017/11/15

大割範孝氏(北日本新聞社論説委員)講演会

平成29年10月22日(日)、「 シルクロード6,700km~『ひとたびはポプラに臥す』の旅路」と題しまして、

北日本新聞社論説委員の大割範孝氏にご講演いただきました。

ご講演当日は、台風接近で雨風の強まるなか、宮本輝ファンを中心に約50名の方々にご参加いただきました。

大割氏は、入善町のご出身で北日本新聞社 文芸担当記者時代の1995年、22年前に宮本輝先生ご一行と一月あまりシルクロードを、

西安からイスラマ・バードまで同行なさいました。講演では、作品中に「ワリちゃん」として登場する大割氏が、

600枚をこえる写真スライドをもとに、貴重なご体験と宮本先生の素顔にせまるレポートをお話しになりました。

同行者ならでは視点で、過酷な状況にあっても、旅が進むにつれて宮本輝氏の表情が和らいでいく状況などをお話しいただき、

ご参加の方々は約2時間のご講演に熱心に耳を傾けていらっしゃいました。

特別展「宮本輝-人間のあたたかさと、生きる勇気と。」では、講演会のほか、映画放映、読書会等の

多数のイベントを取り揃えて皆様のご来館をお待ちしています。ぜひこの機会にご観覧のほど。

2017/11/12

秋の研修旅行「東京ゆかりの文学と美術館巡り!」

平成29年11月10日(金)~11日(土)、高志の国文学館友の会秋の研修旅行「東京ゆかりの文学と美術館巡り!」を

開催しました。

初日は、新幹線で富山駅から上野駅へ。上野公園では、東京国立博物館「興福寺中金堂再建記念特別展 運慶」・国立西洋美術館

「北斎とジャポニズム 西洋に与えた衝撃」・東京都美術館「ゴッホ展 巡りゆく日本の夢」から、お好きなものをひとつお選び

いただき観覧しました。

その後、ホテル鷗外荘の中にある、名作「舞姫」を執筆したお部屋である「舞姫の間」で昼食をいただき、

「舞姫の間」

森鷗外記念館で開館5周年記念特別展「明治文壇観測 鷗外と慶応3年生まれの文人たち」を観覧しました。

森鷗外記念館は、文豪 森鷗外の旧居「観潮楼」跡地に開館したもので、鷗外はこの家で、『青年』『雁』『阿部一族』など

数々の小説や翻訳を執筆しました。この家には、永井荷風、芥川龍之介、伊藤左千夫、石川啄木、斉藤茂吉など多くの

文人たちが訪れ、歌会が開かれるなど、観潮楼は森家の住まいのみならず、文人たちのサロンでもありました。

「森鷗外記念館」

その後、迎賓館赤坂離宮や今年4月にオープンしたばかりのGINZASIXを見学し、東京タワーからレインボーブリッジ

まで素晴らしい夜景が望めるレストラン「オーシャンディッシュ クオン」でフランス料理をいただきました。

「迎賓館赤坂離宮」

2日目は、午前中に世田谷文学館で企画展「澁澤龍彦 ドラコニアの地平」見学し、昼食をいただいた後、

今年9月にオープンしたばかりの新宿区立漱石山房記念館で特別展「漱石と子規-松山・東京 友情の足跡-」を観覧しました。

「新宿区立漱石山房記念館」

新宿区は、夏目漱石が生まれ育ち、その生涯を閉じた町で、新宿区立漱石山房記念館は、漱石が晩年の9年間を過ごし、

数々の名作を世に送り出した「漱石山房」のあった地に開館しました。夏目漱石が暮らし、数々の名作を世に送り出した

「漱石山房」の書斎、客間、ベランダ式回廊などを忠実に再現しています。

2017/11/12

田中和生氏(法政大学文学部教授)講演会

平成29年11月11日(土)、開館5周年記念特別展「宮本輝-人間のあたたかさと、生きる勇気と。」の

関連イベントとして、法政大学文学部教授の田中和生氏に、「富山を描いた宮本輝文学」のタイトルでご講演いただきました。

宮本さんが小学生時代の思い出を下敷きにした芥川賞受賞作「螢川」と自伝的大河小説「天の夜曲」を紹介し、

「富山は宮本作品にとって必要な舞台」であることを作品中の文例をあげながらわかりやすく説明してくださいました。

特別展関連イベントのうち、連続講座は2回すべて終了しましたが、連続読書会やDVD上映会などを今後予定しております。

詳しくはHP詳細情報をご覧ください。

2017/10/19

開館5周年記念特別展「宮本輝-人間のあたたかさと、生きる勇気と。」

平成29年10月14日(土)、高志の国文学館開館5周年記念特別展「宮本輝-人間のあたたかさと、生きる勇気と。」

の開会式が行われました。石井知事、板倉北日本新聞社社長、宮本輝さんがあいさつをした後、

永原友の会会長、髙木運営委員長、木下芸術文化協会副会長、中西館長が加わり、テープカットを行いました。

 

特別展は、宮本さんが1977年に「泥の河」でデビューしてから40年の節目を記念し開催したもので、

常設展示室の一部やライブラリーコーナーなどを活用した最大規模の展示になっています。

会場では、数々の著作に登場する名フレーズを取り上げたパネルや、宮本さんオリジナル原稿用紙、

直筆原稿など約200点を展示しています。

また、この日の午後に開催された、宮本さんと俳人で文筆家の堀本裕樹さんによる記念対談

「命の器 人生における出会いの不思議」では、文学の道に入るきっかっけや、作品が生まれた背景などについてお話いただき、

詰めかけた300人を越えるファンを魅了しました。

 

特別展「宮本輝-人間のあたたかさと、生きる勇気と。」は12月4日(月)まで開催していますので、

この機会にぜひお越しください。

2017/10/19

友の会主催「落合務シェフの料理&トークショー」

平成29年10月7日(土)、文学館の人気のイベントの一つ、落合務シェフの料理&トークショー

を開催しました。毎回大盛況の本イベント。今回も約120名の方の参加があり、会場は満席となりました。

今回ご紹介いただいたのは「色々なきのことナス、玉葱のスパゲティ」です。

 

イベントでは、パスタの茹で時間やとソースを和えるタイミングなど、おいしく作るコツをわかりやすく解説いただきました。

参加者のみなさんには、落合シェフの直筆サイン入りレシピが配られたほか、お土産として、パスタ、オリーブオイル、

コーヒー3種類、スペイン産にんにくが贈られ、最後には、落合シェフとの記念撮影も行われました。

今回のレシピはこちらからご覧いただけますので、みなさまぜひご家庭でお試しください。

2017/10/19

観月の集い2017

平成29年10月4日(水)、中秋の名月の日に、観月の集い2017を開催しました。

ステージでは、富山県宝生会による舞囃子・「藤」序之舞などの能や、

野上聡子(ソプラノ)、中﨑圭子(朗読)、奥田知絵(ピアノ)による「声楽と朗読」、
  
桐朋オーケストラ・アカデミーによる弦楽四重奏が行われ、聴衆を魅了しました。

 

その他、会場では富山県茶道連盟による呈茶が振る舞われたほか、富山県華道連合会による

いけばなの展示も行われました。

また、研修室では、高志の国文学館で活動している芸術・文化団体による作品展示も行われ、

日頃の活動の成果を披露しました。

会場には、約250名のお客様にご来場いただき、超満員となりました。

来春の4月上旬には、恒例の「観桜の集い」を開催する予定です。こちらもお楽しみに。

2017/09/18

朗読と音楽の夕べ2017

平成29年9月16日(土)、「朗読と音楽の夕べ2017」を開催しました。

今回は、チューリップテレビの日比あゆみアナウンサーさんによる『風の盆恋歌』(髙橋治)の朗読と

富山県民謡越中八尾おわら保存会のみなさんによる踊りと演奏を披露いただきました。

日比アナウンサーの情感のある朗読に、おわら保存会の方々の哀愁漂う踊りや唄いそして

三味線と胡弓の音色が相まって、二人の道ならぬ愛を描いた作品世界を堪能できました。

また、ギャラリートークに先立ち、保存会のみなさんには、町ながしの雰囲気で、

林秋路の作品が飾られた展示室を巡っていただき、よい記念となりました。

日比あゆみさん、越中八尾おわら保存会のみなさま、ありがとうございました。

企画展「おわらと林秋路-風の盆の画家」は、9月25日(月)で閉幕となります。お見逃しなく!

次回は、10月6日(金)18時から、KNB北日本放送の柳川明子アナウンサーに

『日々の過ぎ方-ヨーロッパさまざま』(堀田善衞)を朗読いただきます。

演奏は、四十谷隆司さん(ギター)です。お楽しみに。

2017/09/10

文学講座(ゆかりの文学シリーズ)

9月2日(土)、富山県美術館開館記念連携企画イベントとして、恵泉女学園大学特任教授の林浩平氏に
「詩人瀧口修造を読む」のタイトルでご講演いただきました。
林氏はNHKのディレクターを務められた後、詩人、文芸評論家、日本文学研究者として多彩な活躍をされている方です。
今回はそのご経歴を活かして、主に晩年の瀧口修造の評価という視点でお話をいただきました。

瀧口修造は難解とされる詩人で、評論家の大岡信もお手上げと評したそうです。
しかし、それは、シュルレアリスム精神を忠実に体現する瀧口修造には、言葉に対しても厳格な考えがあり、
記号や象徴を超えた絶対的価値と言葉を見なしたためでした。
そして、その実験的な試み、具体的には『詩的実験1927~1937』、『夢三度』などの夢記述、晩年の「自在諺」を
題材に瀧口修造の世界を解説してくださいました。

詩人である林氏に語っていただくことで、遠くに感じていた瀧口修造の詩の言葉を身近に感じる素晴らしい機会となりました。

さて「おわらと林秋路-風の盆の画家」の会期は、9月25日(月)までとなっています。
9月16日(土)には、関連企画として越中八尾おわら保存会の方々による実演会も兼ねて、
「2017年 朗読と音楽の夕べ」の第1回を「風の盆恋歌」を題材に行います。
チューリップテレビアナウンサーの日比あゆみさんが朗読されます。
終了後、ギャラリートークも行いますので、ぜひこの機会にご来館ください。