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2021.10.09

【常設展示室】立山曼荼羅展示替えを行いました

富山県[立山博物館]連携展示


立山曼荼羅展示替えを行いました。


立山曼荼羅 竹内家本

個人蔵(滋賀県湖南市)

紙本著色・四幅一対、本紙縦134.5×横182.0㎝

協力:富山県[立山博物館]


 江戸時代の「立山信仰世界」を絵画化したものを「立山曼荼羅」と呼んでおり、現在約50点が確認されています。その多くは、文政期以降に量産され、立山衆徒が「絵解き」という方法で、諸国(現在の東京・大阪・愛知・長野など)に「立山信仰」をひろめる際に用いたものです。

 今回展示している竹内家本は、滋賀県湖南市の竹内家に伝来したものであり、由来などは未詳ですが当地で制作されたと考えられています。日輪・月輪は描かれていませんが、立山の山岳景観に「立山開山縁起」の場面や立山地獄の様子、阿弥陀如来と諸菩薩の来迎の様子、立山の名所などが描かれており、「立山曼荼羅」の特徴をあらわしています。

 この作品の一番の特徴は、立山大権現の霊告をうける佐々成政が描かれていることです。立山温泉で甲冑を脱いで温泉でくつろぐ人物や真砂嶽の大走り・小走りに馬で山を越えようとしている人物も描かれており、どちらも佐々成政のザラ峠越えの話が影響したものと考えられています。


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