2024.10.02

富山県県立4館PR動画公開中

フリーワード検索

Language
言語切替

お知らせ

News

2025.10.05

イベント

観月の集い2025 「秋の夜長を詠む短歌」入選作品発表!

当館の秋の恒例イベント「観月の集い」に合わせて募集していた「秋の夜長を詠む短歌」につきまして、
10月5日(日)に開催した「観月の集い」舞台発表で、入選された方々の表彰を行いました。

以下に特選・入選作品をご紹介いたします。

 

特選

笠木拓 選

タオルドライしながら外す栞紐まさか彼女が犯人なのか

伊藤 亜佐里

 

黒瀬珂瀾 選

拝啓と書いて進まぬ便箋を秋の夜長にペンを回して

白川 かほり

 

仲井真理子 選

夜散歩の我に付き添ひ部屋までを入るつもりの十六夜の月

杉浦 良子

 

室井滋 選

地球にて月見せし日をなつかしみ月に住みては地球見をせむ

牧田 昌美

 

入選

小右記に望月の歌見つけむと読み止しの栞のその先を読む

山中美智子

 

地獄へと落とすを詫びているように切なげに鳴く閻魔蟋蟀

長田かほり

 

帰り来よ夜の境を無患子の種の色なるわが老犬よ

浦奈保美

 

素面(しらふ)では言えそうにない言葉まで零れ落ちそうな望月の夜

荒明慶子

 

つま先に浮かぶ三日月いつもより丁寧にパンプス磨く秋の夜

榎本ハナ

 

セピア色のアルバムめくる七歳が「ふじゑ(るん)」「きのゐ(る)」と読む御祖の名

吉國姃子

 

なお、ご応募いただいた全ての作品は、10月4日(土)~5日(日)の2日間、当館の研修室101に展示しました。
たくさんのご応募ありがとうございました!!

101039_02.jpg