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2022.12.15

映画『ラーゲリより愛を込めて』特設コーナー設置!

高志の国文学館では、11月14日(月)から映画『ラーゲリより愛を込めて』(12月9日公開)の映画パネル展示をしています!

本映画は、富山県ゆかりの作家・辺見じゅんの著書「収容所(ラーゲリ)から来た遺書」を原作として、主演に二宮和也を迎えて映画化されました。

当館ライブラリーコーナーでは、映画ポスター、展示パネルや予告映像により映画の魅力を紹介中です。

映画と併せて当館の特設コーナーをお楽しみください!


【プレゼント企画は終了しました】

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『ラーゲリより愛を込めて』の「JMAX富山鑑賞チケット」を「高志の国文学館」に設置する応募箱に投函すると抽選で「ラーゲリより愛を込めて」の非売品ノベルティグッズをプレゼント!

開催期間 12月25日(日)まで

 

●開催日

11月14日(月)~映画公開終了まで

●会 場

 高志の国文学館ライブラリーコーナー(無料エリア)

 

映画情報

〈作品概要〉

  ・原作:辺見じゅん著「収容所(ラーゲリ)から来た遺書」(文春文庫刊)

・監督:瀬々敬久

・企画プロデュース:平野隆

・脚本:林民夫

・製作プロダクション:ツインズジャパン

・配給:東宝

・主な出演者

 二宮和也、北川景子、松坂桃李、中島健人、寺尾聰、桐谷健太、安田顕、奥野瑛太、金井勇太、中島歩、田辺桃子、佐久本宝、山時聡真、奥智哉、渡辺真紀子、三浦誠己、山中崇、朝加真由美、酒向芳、市毛良枝


〈ストーリー〉

第二次大戦後の1945年。そこは零下40度の厳冬の世界・シベリア…。わずかな食料での過酷な労働が続く日々。死に逝く者が続出する地獄の強制収容所(ラーゲリ)に、その男・山本幡男は居た。「生きる希望を捨ててはいけません。帰国(ダモイ)の日は必ずやって来ます。」絶望する抑留者たちに、彼は訴え続けた―

 身に覚えのないスパイ容疑でラーゲリに収容された山本は、日本にいる妻・モジミや4人の子どもと一緒に過ごす日々が訪れることを信じ、耐えた。劣悪な環境下では、誰もが心を閉ざしていた。戦争で心に傷を負い傍観者と決め込む松田。旧日本軍の階級を振りかざす軍曹の相沢。クロという子犬をかわいがる純朴な青年・新谷。過酷な環境で変わり果ててしまった同郷の先輩・原。山本は分け隔てなく皆を励まし続けた。そんな彼の仲間思いの行動と信念は、凍っていた抑留者たちの心を次第に溶かしていく。

 終戦から8年が経ち、山本に妻からの葉書が届く。厳しい検閲をくぐり抜けたその葉書には「あなたの帰りを待っています」と。たった一人で子どもたちを育てている妻を想い、山本は涙を流さずにはいられなかった。誰もがダモイの日が近づいていると感じていたが、その頃には、彼の体は病魔に侵されていた・・・。

 松田は、危険を顧みず山本を病院に連れて行って欲しいと決死の覚悟でストライキを始める。その輪はラーゲリ全体に広がり、ついに山本は病院で診断を受けることになった。しかし、そこで告げられたのは、余命3ヶ月―

山本により生きる希望を取り戻した仲間たちに反して、山本の症状は重くなるばかりだった。それでも妻との再会を決してあきらめない山本だったが、彼を慕うラーゲリの仲間たちは、苦心の末、遺書を書くように進言する。

 山本はその言葉を真摯に受け止め、震える手で家族への想いを込めた遺書を書き上げる。仲間に託されたその遺書は、帰国の時まで大切に保管されるはずだった・・・。ところが、ラーゲリ内では、文字を残すことはスパイ行為とみなされ、山本の遺書は無残にも没収されてしまう。山本の想いはこのままシベリアに閉ざされてしまうのか!?死が迫る山本の願いをかなえようと、仲間たちは驚くべき行動に出る―

 

 戦後のラーゲリで人々が起こした奇跡―

これは感動の実話である。    

(映画『ラーゲリより愛をこめて』チラシより)


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辺見じゅん著「収容所(ラーゲリ)から来た遺書」(文春文庫刊)