企画展
SPECIAL Exhibition
"風立ちぬ" 生誕120年 堀辰雄と軽井沢の作家たち
2024年3月23日(土)〜2024年6月3日(月)

- 開館時間
- 9:30~18:00(観覧受付は17:30まで)
- 休 館 日
- 毎週火曜日
- 観 覧 料
- 一 般 500円(400円)
大学生 250円(200円)
※()内は20名以上の団体料金。企画展観覧券で常設展もご覧いただけます。
※小・中・高校生及びこれに準ずる方、各種障害者手帳をお持ちの方は無料。 - 前売券の販売
- 前売り・一般 400円
軽井沢を愛し、独特の文学的雰囲気をつくりだした堀辰雄と軽井沢文士たち
堀辰雄(1904〜1953)は、第一高等学校在学中から室生犀星、芥川龍之介に師事、彼らと軽井沢を訪れ、以後も肺結核の療養を兼ねてたびたび滞在しました。堀は、日本の私小説に飽き足らず、プルーストやリルケなど西洋文学の手法を採り入れて愛と青春、生と死などのテーマに挑み、『美しい村』『風たちぬ』などの作品を発表しました。これらは今なお若い世代の読者を魅了し続けています。
また、日本の古典文学への傾倒から『かげろうの日記』などの名作も著しました。
本展では、清新で詩心にあふれる堀の作風確立の過程と作品世界を原稿、書簡、蔵書など貴重な資料でたどるとともに、堀を慕って集まった立原道造らの軽井沢文士を紹介します。併せて、堀や軽井沢とも関わりの深い「芥川龍之介宛片山廣子書簡」(当館蔵)を特別公開します。