展示情報

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開催中の企画展

個性きらめく富山の女性作家たち 展

高志の国文学館では、令和4年3月30日(水)より企画展「個性きらめく富山の女性作家たち 展」第2期「多彩な活動の展開」を開催します。

 近代から現代にいたるまで、富山ではさまざまな個性を持った女性作家たちがユニークな女性文学史を形成してきました。本展は会期を第1期・第2期に分け、富山の女性作家たちが作りあげてきた豊かな文学世界を紹介します。


 第1期「時代を切り開く」では、女性の社会進出が十分に進んでいなかった明治・大正・昭和初期の時代から、富山の女性文学発展の礎を築く先駆的な活躍をした作家たち(小寺菊子、富本一枝、澤田はぎ女、方等みゆき)をとりあげました。


 第2期「多彩な活動の展開」では、昭和・平成を中心に幅広いジャンルの作品を発表し、富山の文学界を牽引してきた女性作家たち(野村玉枝、遠藤和子、辺見じゅん、木崎さと子)をとりあげます。


  回廊展示コーナーでは、「今をはばたく富山の女性作家たち」として、恩田陸、高山羽根子、山内マリコ、小谷真理、坂東眞理子、室井滋、村木美涼、大垣さなゑ、杉本りえ、廣川まさき、栗林佐知、やまとけいこ、霜月りつの各氏を、作家自身から寄せられたメッセージをを添えて紹介します。









開催中の常設展

【後期開催中】没後10年 辺見じゅん特集 - 近代文学の名著・直筆コレクション

後期:令和4年4月6日(水)~6月20日(月)
(前期:令和3年12月17日(金)~令和4年4月3日(日))

 歌人・作家 辺見じゅん(1939~2011)の没後10年にあたって開催する本展では、辺見のコレクションのなかから、日本近代文学史を彩る著名作家たちの初版本や直筆物などをとりあげます。




 愛書家としても知られる辺見は、明治・大正・昭和の出版文化の高さを示す本の数々を蒐集しました。角川書店の創業者の娘であり、自身でも幻戯書房を設立して出版業にたずさわっていた辺見は、本の内容とともに造本の美しさにもこだわりをもっていました。初版本、希少本のコレクションには、その審美眼の一端をうかがうことができます。





 また、コレクションのなかには、自身の作品にかかわりの深い作家の著書や、歌人・俳人の自筆資料もあります。蒐集者自身の好みや関心のありかを反映したこれらの貴重な資料の数々を、その造本の美しさとともにご鑑賞ください。 

開催中の常設展

富山の詩人たち、詩人たちの富山-富山文学地図(3)

令和3年6月18日(金)~令和4年6月下旬

  富山県内の詩の創作活動は、文庫派・河井酔茗(かわい・すいめい)の浪漫的な詩の影響を受けて明治時代にスタートし、大正、昭和、そして戦後へと続く県内各地の活発な同人誌活動によって定着していきました。富山の風土に根ざした叙情性豊かな詩の系譜は現代詩に引き継がれ、田中冬二(たなか・ふゆじ1894~1980)、高島高(たかしま・たかし1910~1955)、萩野卓司(はぎの・たかし)らの登場によって実を結んでいきました。




 昭和39年(1964)には富山現代詩人会を結成、初代会長の萩野卓司の後、稗田菫平、高島順吾、青塚与市、池田瑛子、高橋修宏が会長を務め、平成17年(2005)には富山県詩人協会に名称を変更して現在にいたります。




 シュルレアリスムに関する詩論や詩作を発表し前衛芸術運動をリードした瀧口修造(1903~1979)のようなユニークな詩人も輩出しています。

次回の企画展

荒井良二のPICTURE BOOK<絵・本> 展

高志の国文学館では、令和4年6月25日(土)より、企画展「荒井良二のPICTURE BOOK<絵・本> 展」を開催します。

世界で注目を集める絵本作家のひとり、荒井良二(1956~)。
2001年のアメリカ同時多発テロ事件から生まれた『はっぴいさん』、東日本大震災をきっかけに描かれた『あさになったのでまどをあけますよ』など、時代をみつめた絵本作品は大きな反響をよびました。

日本絵本賞大賞やボローニャ国際児童図書展特別賞など国内外で数々の賞を受賞し、2005年には、児童文学や青少年向けの文学作品にあたえられる、スウェーデンの世界的な文学賞であるアストリッド・リンドグレーン記念文学賞を日本人ではじめて受賞しました。
豊かな色彩と繰り返す言葉のリズムが特徴的な荒井の絵本は、子どものみならず、かつて子どもであった大人を含めて幅広い世代に人気を誇っています。本質的なものをそっと差し出すような荒井の作品は、誰の心にも響く深い感動を届けてくれます。

本展は、高志の国文学館開館10周年を記念した、はじめての絵本展です。初期から最近までの代表作を通して、何気ない日常の中にこそ生きる喜びや希望があることに気づかせてくれる、荒井の絵本の世界をお楽しみいただきます。